~夜勤・採血・人間関係に悩んだ私の話~
登場人物
- あんな(先輩看護師):以前は急性期で働いていた。現在は看護師を辞めて、独立。HSP気質なのかな?と感じている。
- こはる(後輩看護師):今の職場で悩んでいる。真面目で頑張り屋
休日のカフェ

先輩って、転職考えたことあります?

うん、あるよ〜!
ていうか、わたし実際に一度転職してるよ。

えっ、そうなんですか?意外…! なんか“辞めたい”とか言わなそうで…

あはは、よく言われる。
でもね、急性期の病棟で働いてたときは、正直しんどかったよ。
特に夜勤が…( ; ; )
朝4時の採血と眠気の限界

あの頃、朝の4時から採血に回る日があって。
真っ暗な病棟で、体も頭もぼーっとしながら針握ってたなあ。
“いつまでこれ続けられるんだろ…”って思いながら。

わかります…私も夜勤明けの朝、頭が回らなくなる時あって。
それでも患者さんの前ではミスできないから、無理して頑張っちゃう。

そうそう。
で、朝食の介助中に、患者さんが“もぐもぐ…”って咀嚼してる間にこっちがウトウトしてしまったこともあるの。
本当はダメだって分かっているんだけどね・・・。

先輩も、そんなことあったんですね…。
ちょっと安心しました!
人間関係は良かった。でも、どこか馴染めない

幸い、同期とか後輩、直属の先輩たちは本当にいい人ばかりだったの。
でもね、病棟にはやっぱり、ちょっと苦手なタイプの先輩もいて。
忙しくなるとピリピリする人とか、感情的に注意してくる人とか…

うちの病棟にもいます…。
怖くて話しかけるのにも勇気がいります…。

わたし、後から知ったんだけどHSP(繊細さん)だったのかなぁって思う。
人の感情に敏感で、病棟の空気がざわざわしてるだけで心も消耗しちゃってたみたい。
“なんとなくしんどい”を、見過ごさないで

でも、そんなに辛くても、すぐに転職はしなかったんですか?

うん。
“ここで逃げたらどこに行っても同じかも”って思ってたし、“迷惑かけたくない”って気持ちも強くて。
後は、修学金の関係もあって3年間はどうしても働こう!っていうのも正直あったかなぁ。

わかります…。
辞めるって言い出すのって、すごく勇気がいりますよね。

でもある日、ふと思ったの。
“今の自分を責めなくてもいいんじゃない?”って。
私の性格や感じ方に合う職場を探すことは、むしろ長く看護師を続けるために大事なことかもしれないって。
転職は、未来の自分を大切にする選択

転職って、悪いことじゃないんですね…。

うん。逃げじゃない。
“自分を大切にする勇気”だと思う。
特に看護師って、働く場所の選択肢が本当に増えてるから。
クリニック、美容、訪問看護、施設、教育系…必ず、自分に合う場所があると思う。

ありがとうございます…。
ちょっと気が楽になりました。

“なんとなくしんどいな”って思ったときが、タイミングだよ。
あとは、“どんな環境なら私らしく働けるかな?”って、一度立ち止まって考えてみるのもいいかもね
まとめ:その違和感は、あなたを守るサインかも
転職のきっかけは、人それぞれ。
でも、「今のままじゃつらいな」と感じた瞬間は、あなたの心からのメッセージかもしれません。
あなたらしく働ける場所は、きっと見つかります。