- 答えてくれた人:くさけん
- 臨床経験:看護師歴26年、鍼灸師17年
- 看護師 神経内科3年半→リハビリテーション科1年半→夜勤専従(内科)6年→夜勤専従(精神科超急性期)5年→障害者施設医務室11年
- 鍼灸師 開業15年
看護師から鍼灸師への道を目指したきっかけは?
くさけんさん、本日はよろしくお願いします。
看護師の免許と鍼灸師の免許をお持ちになったきっかけを教えていただきたいです!
最初は都立病院に勤務していました。
初めは、いつか訪問看護ステーションをやりたかったです。
でも将来的に地域で飽和状態になると思い、違う道を考えて+αとして鍼灸師の資格を取得することにしました。
鍼灸師になりたいなって思ったきっかけは、入院しても今困っている症状や疾患の治療はするけど、生活習慣から変えたりと疾患の根本的な治療が少ない気がして・・・。
そういう疾患の予防とか、根本的な治療をしたいなと思って鍼灸の道を目指しました。
そうなんですね。
病気になる前に日々の生活で予防するってとっても大切なことですね!
夜勤専従としても働いていたみたいですが、転職の時に選んだポイントはありましたか?
学校に通いながら夜勤専従として働いていました。
その時は看護の内容は考えずに賃金が高い職場を選択しました。
学生やりながら、夜勤やるのは時間と体力が結構辛かったですね。
看護師になって大変だったこと
看護師になって大変だったことがあれば教えてください。
やはり男性が少ないことですね〜。
休憩の時に居場所が無い気がしたり、「男のくせに」とか言われたこともありました。
そうなんですね・・・。
男性看護師は増えてきましたが、まだ女性看護師と比べると多くはないですよね。
でも今は男性看護師も少しずつ増えてきてますね!
当時は仕方がない、女性が苦手なところを率先してやろうと開き直っていました。
持ちつ持たれつやっていました。
最近は男性看護師増えてきて嬉しいです。
看護師になって驚いたこと
看護師になって驚いたことはありますか?
看護師になって一番驚いたことは「治す治療よりも症状を和らげる治療の方が多い」ということですね。
例えば、高血圧の方に処方される降圧剤はあるけど、根本的な解決にはなっていない気がして。でも、その驚きが鍼灸の道を目指したきっかけにもなっています。
看護師の経験があったからこそ、鍼灸師という道を考えられたのですね!
そうですね。鍼灸師としての知識もあるからこそ、色々なアドバイスも出来るので良かったなと思っています。
医療ドラマを観て思うこと
よくテレビで医療ドラマが放送されていると思うんですけど、それ見て「いや、ちょっと現場ではそれはないかなー」って思うことってありますか?
三方活栓の向きが気になることあります。
その向きだと、点滴流れてないよ〜って思いますね。
三方活栓の向きは現場ではとても重要ですね!
特にCVカテーテルだと閉塞したら再挿入ですし・・・。
そうですねー。
それは冷や汗かいてしまいます・・・。
もし看護師になっていなければ、どんなお仕事していたと思いますか?
くさけんさんは、もし看護師じゃなかったら何をしていたと思いますか?
営業職だと思います。
元々看護師を選んだ理由は①人と関わることがが好き。②喜ばれたら嬉しい。③経済的に安定している。という理由だったので。
①と②を考えると、営業職かなぁと思います。
くさけんさん、人の話を引き出すのがお上手なので、営業職に合ってそうな気がします。
ありがとうございます。笑
でも、人に嘘をつくことが出来ないので営業は向いていないかもしれませんね。
今後の目標を教えてください
人間の健康と地球の健康(環境)を同時に考える生活習慣を勉強して次世代にも繋いでいける世の中にしていきたいと思っています
全国の看護学生さんへのメッセージ
とても責任感が必要な仕事ですが、その分とてもやりがいもある仕事です。
学んだり経験したことは一生の糧になるので楽しく学んでください。
全国の看護師の仲間へ
看護師もいろんな働き方ができる世の中になって来ました。
楽しく過ごせることを第一に、一度きりの人生生き切りましょう〜!!