🩺こはるのナース日記 vol.24

インタビュー

夜勤明け、エレベーターの鏡に映る自分の顔は、ちょっと疲れすぎてて笑えた。

今日は患者さんにも強く当たられたし、

自分の対応に自信が持てなかった。

「もう限界かも」って、何度も思った。

ナースコールに走りながら、ふと「私、何のために働いてるんだろう」って思う時もある。

でも、そんな日でも不思議と続けてるのは、

“辞めたい”の奥に、ちょっとだけ残ってる“誰かの役に立てたかもしれない”って気持ちがあるから。

今日だって、廊下ですれ違った患者さんが、

「あなたの声、落ち着くのよ」って笑ってくれた。

それだけで、すこし報われた。

いつも全力じゃなくていい。

逃げたくなる日があってもいい。

それでも、ちょっとだけでも“続けたい”って思えるなら、

きっとそれが、私の答えなんだと思う。

こはる