ナースステーションで、電子カルテとにらめっこしてたら、
目がショボショボしてきて、頭もだんだんぼーっとしてきた。
夜勤明けの記録って、なんでこんなに進まないんだろう。
ふぅってため息ついた時、
隣にいたひより先輩が、そっとペットボトルのお茶を置いてくれた。
「冷蔵庫にあったやつ。飲むとちょっとシャキッとするよ」
それだけ言って、すぐまた自分の仕事に戻っていったけど、
私はその一言にすごく救われた。
忙しい職場で、みんなが余裕あるわけじゃない。
むしろピリピリしてる時のほうが多いけど、
そんな中でも“誰かのしんどさ”に気づける人って、やっぱりすごいなと思う。
私も、あんな風にさりげなく
人にやさしくできる看護師になりたい。
こはる
