今日は、ひとりで何もかも抱え込んでしまった日だった。
検温に処置、点滴の準備に記録…。
目の前のタスクに追われて、頭の中は常に満タン。
でも、そんなときだった。
ナースステーションに戻ると、
あんな先輩がこっそり私の片付けを代わりにやってくれてた。
「こはるが今日、忙しそうだったから。余計なお世話かもしれないけど…」
その一言に、胸がじんわりした。
一人で頑張ってるつもりだったけど、
ちゃんと誰かが見てくれていた。
誰かが“私のために動いてくれていた”ことが、
すごくありがたくて、あたたかくて。
看護はチームでやるもの。
それって、口ではわかってたけど、
今日みたいに心で実感できる日って、すごく貴重だと思う。
私も、誰かにとって“そっと支える人”でありたいな。
こはる
