🩺こはるのナース日記 vol.23

インタビュー

今日は、ひとりで何もかも抱え込んでしまった日だった。

検温に処置、点滴の準備に記録…。

目の前のタスクに追われて、頭の中は常に満タン。

でも、そんなときだった。

ナースステーションに戻ると、

あんな先輩がこっそり私の片付けを代わりにやってくれてた。

「こはるが今日、忙しそうだったから。余計なお世話かもしれないけど…」

その一言に、胸がじんわりした。

一人で頑張ってるつもりだったけど、

ちゃんと誰かが見てくれていた。

誰かが“私のために動いてくれていた”ことが、

すごくありがたくて、あたたかくて。

看護はチームでやるもの。

それって、口ではわかってたけど、

今日みたいに心で実感できる日って、すごく貴重だと思う。

私も、誰かにとって“そっと支える人”でありたいな。

こはる