登場人物
- あんな(元急性期/現在:看護師のセカンドキャリア支援&公認心理師)
- こはる(病棟勤務・夜勤に悩む看護師3年目)
- ひより(元病棟→現在は日勤のみの訪問看護勤務、最近美容クリニックを調べ始めた)
カフェでランチ中の3人

ねえ、美容クリニックって気にならない?
最近SNSとかでも『看護師だけど美容に転職しました!』って投稿よく見るよね。

わかる!
制服も可愛いし、残業少ないって話も聞くし…。
でも実際どんな仕事してるのかはよく知らなくてさ。

うん、私も現場経験はないけど、転職相談で話を聞く機会は多いかも。
じゃあ今日は“美容クリニックのリアル”をみんなでリサーチ&話してみよう!
そもそも、美容クリニックの看護師ってどんなことするの?

美容皮膚科と美容外科で、けっこう違うみたいだね。

うん。
大まかにいうと、こんな感じかな👇
🔸美容皮膚科(主に自由診療)
- 医師の施術サポート(レーザー・注射など)
- カウンセリングや施術説明
- 肌管理やスキンケア指導
- 自費商品の販売や提案も含むことがある
🔸美容外科
- オペ介助(豊胸、脂肪吸引、埋没など)
- 麻酔管理や術後のフォローアップ
- 術前・術後説明やメンタルケア

えっ、販売ノルマがあるところもあるって本当ですか?

うん。
全部じゃないけど、“営業的な役割”を求められることもある。
たとえば“肌が乾燥しやすいですね”→“じゃあこの美容液を…”っていう流れ。

えっ、美容とか学校看護師って選択肢もあるんだ!
今まで病棟しか知らなかった…。

病棟にはない視点だね。
お客様対応のスキルも求められそう…
SNSではキラキラ。でも現実の“ギャップ”は?

SNSで見ると“華やか”“キレイなクリニックで働ける”って印象だけど、実際にはどうなんだろう?

実は、“理想と現実のギャップ”で早期離職する人もけっこういるんだよね。
よく聞くギャップあるある
- 思ったよりも立ち仕事が多くて体力的にきつい
- 売上プレッシャーがある(クリニックによる)
- 接客対応に疲れる(“看護”より“サービス業”寄り)
- 医師やスタッフとの上下関係が明確で、厳しい所もある

へぇ…。
私、てっきり座ってること多いのかと思ってた。

もちろんホワイトな職場もあるけど、“求人票だけで判断しない”ってすごく大事。
後悔しないための、美容クリニックの選び方

もし転職するなら、どこをチェックすればいいんですか?

ポイントはこの3つかな👇
① 施術内容と業務のバランスを確認
- 美容外科だとオペ介助や麻酔管理がメインになることも
- 美容皮膚科はカウンセリング・施術補助・接客が中心
- “接客寄り”か“医療寄り”か、事前に確認を!
② ノルマやインセンティブの有無を確認
- 商品販売ノルマがあるかどうかは要チェック
- ある場合:給与に上乗せされる仕組みか、精神的プレッシャーになるか
- 面接時に“現場スタッフの声”を聞けると◎
③ 離職率や職場の人間関係もリサーチ
- スタッフの入れ替わりが激しい=ブラックの可能性
- Instagram・口コミ・転職エージェント経由で情報収集を

なるほど…。
けっこう“見る目”が必要なんだね。

そうそう。
“きれいな職場”=“働きやすい職場”じゃないってことだね。
まとめ:美容クリニックも、向き不向きがある

正直、ちょっとイメージ変わったかも。
でも知れてよかったです!

私も。“華やかだから行ってみたい”じゃなくて、“自分がその働き方を楽しめそうかどうか”が大事だね。

うん。
美容クリニックは、接遇やコミュニケーションが得意な人にはすごく向いてるし、やりがいを感じてる人も多い。

でも、自分の性格やライフスタイルと合うかは、しっかり見極めてからが正解だね!
SNSで見るような華やかな世界に、ふと惹かれることってありませんか?
「私もあんな風に働いてみたい」「もっと余裕のある毎日を過ごしたい」――
そんな気持ちを抱くことは、とても自然で大切な“変化のサイン”です。
でも、見た目のキラキラだけではわからない現実もあるからこそ、あなたにとって本当に心地よい働き方を見つけることが何よりも大切です。
美容クリニックは、接遇や気配りが得意な人には向いている職場。
だけど、自分の性格や価値観に合うかを見極めることが、転職成功のカギになります。
【看護師の転職.jp】では、未経験から美容業界を目指す方にも、後悔しないための“選び方のポイント”をわかりやすくお届けしています。
気になった今こそ、自分の未来を考えるタイミングかもしれません。