登場人物
- あんな:1度転職経験あり。自信はないが、当時の面接で得た教訓を持つ
- こはる:はじめての転職を控え、面接に不安を感じている2年目看護師
- ひより:転職経験豊富。出産・育児で約2年のブランクを経て再就職。
昼下がりのカフェでおしゃべりタイム

ねえ、お二人って、ブランク明けで仕事復帰したことあるんですか?

あるある。
私、出産してからしばらく家庭に入ってて、
再就職したのは子どもが3歳になった頃だったかな。

紹介される求人ってどこも似て見えるし、登録するのちょっと不安なんです。

今、ちょうどブランク明けのスタッフさんが入ってきてて…。
“私にできるかな…”ってすごく不安そうだったから、励ましたくて。
ブランク明けって、どんな不安がある?

私が一番不安だったのは、“今の医療現場についていけるか”ってことだったな。
電子カルテも進化してるし、看護技術も変わってる気がして。

それ先輩も言っていた!
あと私は“年下のスタッフばかりだったらどうしよう…”とか(笑)

たしかに、後輩に教えてもらうってちょっと気まずそう…。

でもね、最初に“ブランクあります”って素直に伝えたら、意外と周りも優しくて、“教える側”もちゃんと準備してくれるんだって分かったよ。
再就職で意識してよかった3つのこと
① 素直に「分からないことは聞く」

私、最初の1週間は“質問リスト”を作ってメモ帳に書いてたよ。
わからないことは“すぐに聞く”って決めてた。

それ、大事!“こんなこと聞いたら恥ずかしいかな…”って思いがちだけど、
むしろ、聞かずに自己判断するほうが怖いよね。

こないだ来たママナースさんも、“申し送りの略語が変わってて…”って困ってました。

そういう時こそ、“教えてください”って言えるのが強みになるよ。
② ブランクを“マイナス”にしない

でも面接の時、“ブランクありますけど…”って伝えると、ちょっと引かれそうで心配です…

実はね、ブランクそのものが悪い印象になることって少ないんだよ。
大事なのは、“その期間、何を感じてどう今に活かしたいと思ったか”を伝えること。

私は、“福祉分野で働いていた経験で、患者さんの気持ちにもっと寄り添いたいと思うようになった”って言ったら、すごく共感してもらえた。

ブランク=空白じゃなくて、“経験の一部”として語れるようにしておくと印象が変わるよ。
③ 最初から完璧を目指さない

再就職してすぐ、“前と同じようにできなきゃ”って思うと、余計に苦しくなるんだよね。

たしかに、焦って空回りしちゃう方って多いかも…。

私は“今はリハビリ中”って思うようにしてたよ(笑)
1ヶ月かけて慣れていこう、できない日があってもOKって自分に言い聞かせてた。

“ブランク=ゼロからスタート”って思えば、変に落ち込まなくて済むよね。
「経験」は、戻ってくるから大丈夫!

でも本当に…
感覚って戻るんですか?

うん。
びっくりするくらい戻ってくる(笑)
手が勝手に動いたとき、“あ、私、看護師だったんだ”って思い出したよ。

最初の不安は、1ヶ月後には“なんであんなに悩んでたんだろ”ってなるから大丈夫。

そう聞いて、安心しました…。
復帰に不安を感じてる人に、ちゃんと伝えてあげたいです。
最後に:ブランクがあるからこそ、伝わる看護がある
ブランクがあるからこそ見える気持ちや視点があります。
それは、患者さんや家族に深く寄り添える“あなただけの強み”です。
「もう一度看護師として働けるかな」そんな不安を抱えている方にこそ、伝えたいことがあります。
このサイトでは、再就職に役立つ実体験や働き方のヒントを、リアルな声でお届けしています。
ぜひ、自分に合った道を探すきっかけにしてください。
あなたの一歩を、私たちは応援しています。